こんにちはくろがねです。ロードバイクに乗って10年、最近は自転車の交通ルールの規制が本格的に始まりヘルメットの着用などが義務化されてきました。
そのなかで日々の自転車通勤で上り坂を全力で漕いでいたら電動ママチャリに乗ったおばちゃんがペダルを漕ぐことなく涼しい顔で抜いて行き、そこで初めてフル電動自転車の存在を尻ました。帰宅後すぐに調べて後日実際にショップに行って少し試乗しました。まず思った感想は『これはズルイ。』なんて快適なのでしょう。
そのフル電動自転車(モペット)の魅力と交通ルールを知らないと検挙される可能性があることを記事にしましたので購入や興味がある方は参考にされてください。
モペットとは?
モペットはペダルを漕ぐことなくアクセルをひねる事によりモーターで走る小型の二輪車のことです。一般的にはペダル付き原動機付自転車とも言われ、自転車のように漕ぐこともでき自走も可能です。Motor(モーター)と Pedal(ペダル)の組み合わせでモペットと名称がありそのほかはフル電動自転車とも呼ばれています。
電動自転車ではなく電動バイクです。
モペットと電動自転車の違い
モペットと電動自転車の違いを3つのポイントで説明します。
- 自走可能と人力にアシスト
- 運転免許が必要か必要でないか
- 速度と違い
自走可能と人力によるアシスト機能の違い
モペットはモーターやエンジンを搭載しておりペダルを漕がずに自走可能です。一方、電動自転車は電動アシスト機能がありますが、基本的には自転車と同じくペダルを漕いで走行します。
運転免許が必要か必要でないかの違い
モペットは原付と全く同じ扱いであり公道を走行する際はペダルのみ使用で走行していても原付バイクやオートバイに該当し運転免許が必要です。その他にヘルメットの着用、ナンバー登録、自賠責保険加入など法令に基づいた条件が全て必要となります。一方、電動自転車は免許は不要で一般の自転車と同じ交通ルールです。
速度と走行距離の違い
モペットは一定の速度以上で走行可能で一般的には30km/h以上の速度が出せバッテリーも容量が大きいものだと長距離走行や充電回数が少なくてすみます。電動自転車は補助機能があるため、一般的には25km/h以下の速度制限がありバッテリーも小型で長距離に向きませんが自転車で近所に行く範囲内であれは問題ないスペックです。
モペット(フル電動自転車)の魅力と知られざるリスク
モペットの魅力と運転するためのリスクを知る事により安全に運転する事ができます。しかし交通ルールを知らないだけで事故を起こした時のリスクは大きいことになるでしょう。
便利な移動手段
モペットは小回りが利くため交通渋滞や狭い道路、坂道でもスムーズに移動することができます。また駐輪スペースも自転車と同じくらいなので都市部や住宅街では便利ですね。最近は折り畳み式もあり盗難防止のために玄関など室内に置いておくことも可能になりました。
経済的にコストがよい。
モペットは自動二輪車に比べ購入費用が安い、充電する事で維持費用が比較的低いなどコスト面でお得な移動手段と言えます。
自由な走行感
モペットはモーターで走行するため、ペダルを漕ぐ必要がなく快適に行動範囲を広がります。また気軽に気分転換やアウトドア、アクティビティとして楽しむことができます。
電動自転車の取り締まり事情と注意点
モペットは自転車ではなく電動バイクです。交通ルールを守る必要がありそのために免許や自賠責保険などが必要です。事故を起こした際は交通法で裁かれるため自動車保険に加入していないと大変なことになり自転車保険では対象外になることもあります。
特殊小型原動機付自転車に関する交通ルールについての記事を参考
運転できる免許とナンバーの取得
運転する為に必要な免許の種類は原付一種、原付二種のどちらかが必要になります。
原付免許の人や普通自動車免許の人は、原付一種しか運転できません。
普通小型二輪以上の免許を持っている人はどちらも運転できるので、何を重視するかによってタイプを選びましょう。
- 0.6W以下:原付一種
- 0.6W超え:原付二種
ナンバー取得するまでに必要な保安部品
公道を走るうえで、国土交通省の定める保安部品を装備していなければなりません
ナンバー取得する前に必要な保安部品は以下のとうりです。
- ヘッドライト
- テールランプ
- ナンバー灯
- ブレーキランプ
- ウインカー
- クラクション
- 後方反射板
- スピードメーター
特にネットショッピングで買うと装備が揃っていないことがありますのでしっかり準備する必要があります。
まとめ
モペットはまだ多くの人に自転車と同じものという認識がされており、最近では歩道を走って検挙された方も多くみられます。本人は電動バイクと自覚が無く無免許運転などで検挙された事例もあり手軽に購入できる事で認識のズレが出ているようです。小回りがきいたり移動手段として便利な点が多いからこそしっかりルールを守って安全に使用しましょう。あなたのライフスタイルに組み込んではどうでしょうか。
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